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2016/5/8 おかあさんの幸せな痛み

久々にひよちゃんネタを書こうと思ったのは、初夏のさわやかな風と共に、いつもの場所にいつものツバメたちが帰って来ていたからです。秋冬のあいだ留守をしていたお宅の再建工事をせっせと夫婦揃ってしている姿は、本当にほほえましく感じます。願わくば、田んぼの泥ではなく、もう少しキレイな素材で巣を作る習性があったらいいのになあ、とは思いますが。

 

泥を調達に行ったり、疲れて近くの電線でひと休みしている時に私が留守宅を見上げていると、「ツイー、ツイー」を鳴いて不審者を牽制します。これが、巣からこぼれんばかりにヒナたちがいるタイミングで見上げたりしていると、ツバメのおかあさんとおとうさんは、小さな体で精いっぱい私の近くを飛び交って威嚇し、こどもたちを守ろうとします。大丈夫だって、ちょっと写真を撮らせてもらうだけだから。

 

さて、我が家のひよちゃんは、贅沢とは言えず、ふんだんではないかもしれませんが、毎日のご飯に困ることなく育っています。私が外出から帰宅するまでご飯を食べずに待っているのには少々閉口しますが、飢えて衰弱したり命を落とすようなことは、今のところ起こっていません。

 

それどころか、これら小鳥一般のこととして、殻つきのミックスシードをボチボチいわせながら殻を剥いて食べるのは実に嬉しそうなのですが、相当な量のシードをこぼしてしまうのは困りものです。毎日ケージのお掃除をしていて、「一日たったエサは潔く捨てましょう」と飼育本で読んだことを思い出し、いつも残念な気持ちになっていました。小さな体の構造上仕方のないことなのですが、犬猫のように朝晩決まった時間に食事をし、出されたものは全部平らげるようならどれだけよいか、と思わないではありません。

 

ここで私の親バカぶりを白状すれば、ひよちゃんは、朝は食パンやサフラワーの種の殻を剥いて、夜は大好きなキュウリやご飯を一粒ずつ、そして小さな粟の実やその他のミックスシードを、おかあさんの手から食べさせてもらっています。どういうタイミングで、またはどんな声掛けでご飯がもらえるか覚えてもらうのも、しつけや芸の練習になります。

 

それはひよちゃんと私の至福のひと時なのですが、ひよちゃんがあの鋭いくちばしでがっついて食べる時など、しばしば私の指先がざっくりささくれたカギ状に傷つきます。時に血を見ることもあり、「イッタイんだよ、もう!」と叱っても、その意味はひよちゃんにはわかりません。少しビクッと驚き、時に気まずそうな顔つきもするのですが、すぐに無邪気に「ご飯、ご飯」とねだってくるのが常です。

 

ある時、スマートフォンや駅の券売機のタッチパネルの反応が悪いのはなんでだろうとかねがね不思議に思っていたのが、ひよちゃんのくちばしのせいで指先がガサガサになっていることが原因なのではと気がつきました。スマートフォンのログイン時の指紋認証もうまくいかないことが多々あります。きっと銀行ATMの指紋認証やその他の手続きでも、私は指紋のない女扱いになってしまうのかもしれません。

 

ツバメやその他の鳥のヒナたちは、おかあさん鳥やおとうさん鳥が一度口に含んで咀嚼した餌を口移しで食べさせてもらいます。厳しい自然界で生き延びるため、一緒に生まれ育った兄弟であってもより強く大きく育つため、ヒナたちはものすごい勢いで運ばれてきた餌を食べようと親鳥のくちばしにその小さなくちばしを差し入れますね。

 

きっとおかあさん鳥やおとうさん鳥のくちばしの中も、日々小さな傷をこしらえているのではないかと想像します。我先にたくさん餌を食べようとねだるヒナたちを嬉しくも頼もしく思いつつ、親鳥たちは日々その痛みに耐えているんだなあと思うのです。

 

子供たちが強く立派に育つよう、おかあさんは、いつの世もどこの世界でも、小さな痛みを幸せと思いつつ子育てをしているのだと感謝の気持ちが溢れてきます。世の中のすべてのおかあさんに、ありがとうと、もう少し頑張ってと、よろしくお願いしますねと。

 

今日、58日は、母の日。

長い「渡り」の疲れで、羽もバサバサです
再建中の留守宅です
ひとやすみ。子供たちの元気な姿が撮れたら、写真を入れ替えますね

2016/5/1 5月になりました!

ああ、とうとうこのブログの更新を、1ヶ月半もさぼってしまいました。もはや「日記」ではありませんね。まあ、日記というよりは毎回特定のテーマで比較的長文で書く、エッセイのようなものですが。それでも、ちっとも更新されないのでは、愛想を尽かされても仕方ありません。

 

ちょうど昨年のこの時期、GW頃から、このホームページを作り始めました。公開したのは1ヶ月後くらいなのですが、めでたく(?)1周年ということになります。

 

最初の意気込みはどこへやら、出来はまったく良くありませんね。あれもしたい、これもしたいと思いながら、項目だけで内容が伴っていないのでは、見てくれている方に申し訳がありません。

 

言い訳を許してもらえるなら、もともとこのホームページは集客目的のために作ったのではなく、私という行政書士・社会保険労務士が取りあえず実在している、ということのほんのささやかな証左にするためであったこと、でしょうか。でもそれなら、あれもこれもと欲張らないで、もっとシンプルにしてもよかったですね。

 

あと、ブログが更新できていないのは、実はこの4月より、私の職業生活がかなり大きく変化したためです。ここではあまり詳しく書けないのですが、1週間のうち平日の多くを公務に就いておりまして、今はその変化に順応しきれていない時期なのです。

 

もちろん、それ以外の日は通常通り業務が出来ますし、その公務も間違いなく将来の業務の役に立つものなのですが、どんなことでも慣れるまでには一定の時間がかかりますし、どうせやるなら精一杯手抜きをせずに頑張り、学べるものは学びたいので重心はそちらに行きがちです。

 

いつもより暖かな5月の陽気とさわやかな風の吹くベランダからの景色を眺め、さ、また明日から頑張ろう、と思えることは幸せなことと感じます。

2016/3/12 ハコベのたおやかさとたくましさを見習って

そもそもブログというのは、「ネット上に公開する個人の日記」が当初の定義だったと記憶しているのですが、確かに「ネット上に」「公開」していても、ひと月半も放ったらかしではもはや「日記」ではありません。いくら「ときどき」と言い訳していても、我ながら申し訳ない・・・。

 

ささ、気を取り直し。

 

お正月のブログ(2016/1/6)で、勝尾寺参りの際に、ひよちゃんのためのハコベの群生地を見つけておいたことを書きました。少し暖かくなり、収穫を期待して出掛けてみます。ありました!びっしり生えています。山間はまだ朝晩は相当冷え込み、身を寄せ合うようにして青々と育っています。

 

またしても、周囲のドライバーや自転車乗りの方々の不審者を見る目に耐えながら、ふた掴みほど持ち帰って数日間分のひよちゃんの青菜にします。まだ冷たい水道水で排気ガスや砂埃をじゃぶじゃぶと洗い流して、翌朝の台所へ。

 

もうですね。台所はひよちゃんの毎朝の遊び場と化しているのですが、この日は周囲を伺うや否や、ハコベを食い散らかしにかかります。「むひゅ、むひゅ」とか、とてもインコとは思えない声をもらしながら。そのうちハコベ自体に乗って、上からむしゃぶりつく感じ?

 

「あああ、ひよちゃん、もう少し大事に、あと何日か分とっておいてくれんかなあ・・・」

 

食べるというよりも、噛みごたえと破壊する行為を楽しんでいるので、仕方ないですね。

 

さて、このハコベ。雑草の代表格として、日本全国の都市部から山間部まで蔓延っているのですが、その生命力に毎年感嘆しています。

 

道端や石垣では小さな隙間にも根を張り、互いに絡まり合いつつ長く広く繁ります。瑞々しい茎は、ポキッと折れる割には中の管状の導水管がやたら頑丈で、なかなかうまくちぎれないのは、子どもの頃に経験した方も多いでしょう。

 

今回のように容器に入れて水につけておくと、数日のうちに根を生やすのはもちろんのこと、切れ端をベランダのプランターなんかに捨てておいても、しっかり生き延びています。

 

そして、いつも思うのは。この雑草、ポキッと手折られたその瞬間から、自らの身の上に起きた危機をちゃんと察知しているのでしょう。ヨーグルトのカップに活けられた翌朝には、なんとつぼみを付ける準備に入るのです。

 

本来なら、まだまだ茎を伸ばして育つ途上のハコベ。それが、折り採られた直後から、子孫を残すべく茎や葉になるはずの細胞をつぼみの細胞へと変化させているのです。外と違って部屋の中は暖かく湿度も低く、もう一瞬も躊躇している時間はない、というが如くに。

 

もっと驚くことがあります。花を咲かせて種を付けるという手順を踏む暇もないと判断するや、いきなり種を熟成させ、数日後には台所のそこここに小さな種を弾き飛ばすのです。

 

ひよちゃん用の青菜にとハコベを摘むようになってから、毎年、毎年、この小さな雑草の、驚くべき生命力に圧倒されています。それに比べたら、「今年は夏が暑い」の、「地球の気象が異変」だの言っている人間は、なんて順応性に乏しい、生き延びる力を失いかけた存在なのだろうと思わずにはいられません。

 

ハコベは七草粥にも入れる春の七草のひとつで、もともと人間も食用にしてきました。おひたしやからし和えにしたり、ざっとベーコンなどと炒めたり、お鍋にどーんと放りこんでも美味しくいただけます。その旺盛な生命力を、人間もいただいているはずなのです。

 

「 Let's eat with thanks! 」

 

外国の方に食前の「いただきます」を説明するときにこう教えたことがあります。 本当に、ありがとうの気持ちで食べ物をいただかないと、と雑草に教えられています。

日当たりのいい沢にビッシリとひしめき合うハコベ
facebookでご好評を博した「とど」ひよちゃん
ハコベが伸びて、乗れません
どれも、つぼみではなく種がついています

2016/2/1 人間ドックで衝撃の真実が

人間ドックに行って来ました。

 

毎年一定の時期に行こうと思っているのですが、何年か前は秋の初めに行っていたものが、少しずつ後回しになり、とうとう年を越して寒い時期のドック入りとなりました。

 

船のドック入りと違い、人間のドックは、サビや傷をたちどころに治してはくれません。市役所が私を40歳以上だと勘違いしているせいか、特定検診(いわゆるメタボ検診)併用型なので、腹周りは測定されるけれど、「肩が痛いの、腰が痛いの、頭がヘンだの」言っても、ちっとも聞いちゃくれません。

 

いつもの項目をつつがなく終え、待合室で掲示物を見ていると・・・。

 

スーパーやコンビニで見慣れた500ml入りのスポーツ飲料などのペットボトルがたくさん陳列されています。10本近くはあったでしょうか。何を意味しているの?

 

近寄ってみますと。空ボトルのそれぞれの手前に、喫茶店などでよく見かけるペットシュガーがならべてあります。なんと、「ポカリ」やら「いろはす」やら普段水代わりに飲む飲料には、3g入りのペットシュガーにして7~8本分の糖分が入っているというのです!

 

え? それって、すんごい糖分じゃないですか?

いつも、珈琲・紅茶は無糖で我慢しているのに!

 

本当に、聞けば誰でも知っているミネラル飲料ばかりです。私が夏によく飲む「Green DaKaRa」も並んでいます。いちばん多いものは(これだけは明言を避けます)、ペットシュガー11本分(33g)以上の糖分が入っているのだとか。

 

夏には、「熱中症予防に」と言ってテレビで宣伝し、スーパーやドラッグストアで箱買いし、お年寄りにも勧めている飲料なのに・・・。

 

せっせと熱中症予防に励むと、「夏ヤセしない」という事実が、よぉく、よぉく解りました!

2016/1/11 ビールと図書館の不思議な関係

私は普段、家でお酒をいただきません。お酒の量販店など立ち寄ることは殆どありません。スーパーのお酒売り場などは、単なる通路として通るばかりでした。

 

私の住む箕面市では、市指定のごみ袋の配布を地元のスーパーなどに委託しています。秋の終りのある日、私は、毎日のウォーキングのついでに通りかかるスーパーでごみ袋を受け取ろうと引き換えハガキを持って出掛けました。でも、いつも利用するのとは違うスーパーで、ごみ袋の引き換えだけで入るのはなんだか申し訳なく、ほんの気持ちばかり、商品を眺めていたのです。そのスーパーでは、なぜかお酒売り場が入口のすぐそばにありました。

 

何気なく見ていた棚の小さな商品名に目が止まりました。「サンクトガーレン」と書いてあります。クラフトビールの商品名のようでした。

 

ドイツ語読みで「ザンクト・ガレン」。

 

その瞬間私は、地球のほぼ裏側の、スイスの小さな街を思い出しました。10年以上前のある年の大晦日の日、その雪深い街をひとりで歩いたことが雪崩のように記憶によみがえってきました。

 

 

 

「ザンクト・ガレン」は、スイスの北東部、ドイツ国境近くの州都です。中世から修道院を中心に栄え歴史に揉まれた街ですが、その修道院付属の図書館の蔵書がすばらしいとガイドブックで読み、以前大学図書館に勤めたこともある私は、「これは是非とも行かねば」と思い訪ねたのでした。

 

何日かチューリヒに滞在した後、ホテルのチェック・アウト手続きをしながら「今日はこれからザンクト・ガレンに行く」と告げると、ホテルのお姉さんは目を丸くして、「あそこは雪が膝まであるから気をつけて」と言いました。そういえば、何度も冬のチューリヒに行きましたが、雪で困ったことなどなかったなあ。

 

果たして、ザンクト・ガレン行きの急行に乗っていると、確かにどんどん雪深い景色になっていきます。だ、大丈夫だろうか・・・? いつも私は、行くにも引き返すにも中途半端な所まで来てから迷いが出ます。「ここまで来たら行くしかないっ!」と涙目で決断するのです。

 

辿り着いたその街は、雲は厚く小雪舞う空模様でしたが、見上げるような高さのモミの木のクリスマスツリーの残る、幻想的な古都でした。現地の地図を片手に時々人に聞きながら、目的のザンクト・ガレン修道院に到着。わずかなコインを払って、10世紀以前の書物の残る図書館へ足を踏み入れました。

 

もちろん、手に取ることも写真を撮ることも出来ません。保存のためエアコンも照明すらも無く、そっと息をひそめて壁一面の蔵書の背表紙やガラス展示ケースを眺めるのです。印刷技術もない時代、修道士たちが一字一字写本した古いインクと紙の匂いで高い天井の部屋は満たされていました。

 

 

 

さて、なぜそのザンクト・ガレンの名を持つビールがあるのでしょう? 瓶のラベルを見ます。

 

製造は厚木市にある「サンクトガーレン有限会社」。1993年からある「元祖地ビール屋」なんだそうで、「欧州で最古のビール醸造の歴史を誇るサンクトガーレン修道院にちなんで」名付けたとのことでした。

 

ここまでスーパーで読んで、迷わず買いました。まろやかな丹沢山系の銘水が醸し出す、味わい深いビールでした。普段家でお酒を飲まない私。ほんの330mlを二晩かけて飲んだことはヒミツです。

 

あとで、サンクトガーレン有限会社さんのホームページも見てくださいね。パイナップルやアップル・シナモンのビール、バレンタイン限定チョコ味、ビールの一升瓶などもあるそうですから。

こういう写真を撮り慣れていないので。泡が消えてしまっています(泣)
小雪降る中を歩いて、カテドラルが見えてきました
大聖堂に併設して、奥に図書館があります
後ろの建物は屋根裏を含め5階建て。はるかに高い本物の樅の木のツリーです

2016/1/6 新春吉例お参りウォーキング大会

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。あまり、一年の総括とか新年の抱負とか述べ奉る性格ではなく、粛々と2016年1回目の記事です。

 

毎年正月3が日の一日、私は近所の勝尾寺にお参りします。車で行くのは得策ではありません。3が日の間、参詣車の渋滞で辿り着くまでエライことになっています。バスで行くのも得策ではありません。先述の車の渋滞で、路線バスは身動きできない状態になっています。もちろんタクシーもしかり、です。

 

そこで私は、この道程を徒歩でお参りします。もう、10何年かそうしています。それが大層なことかどうってことないことか、容易にはご理解いただけないでしょう。今年初めてスマホが役に立ちました。参詣の部分も含めて往復の行程は13.07㎞です。歩数にして19,078歩でした。

 

この距離を、私は片道1時間15分ほどで歩きます。行きは延々上り坂、帰りは当然下り坂。少々頑張っても頑張らなくても、「ほぼ1時間15分」がマイ・ペースのようです。上りは、15分ほど歩けば体が温まり、手袋やマフラーをはずします。下りは、同じ距離を同じ時間で歩くのに、いつまでも体は冷えたままです。整体の先生に言われました。「使う筋肉が違うからねえ」。なるほど。

 

勝尾寺は自宅から一番近いお寺なので、お正月に限らず四季折々に訪れますが、「勝運」のお寺なので、受験生もご商売される方もこの時期とくに多く参詣されます。もう何十回も来ていますが、こちらのお寺はある意味商売上手というかお参り心をくすぐるのが上手なようで、年々境内が華々しくなっていきます。「That's お参りエンタテイメント!」です。お寺の池の橋のたもとからスモークが本当に必要なのかありがたいのか、私にはわかりません。

 

さて、今年は境内で執り行われる護摩木の焚き上げを最初から最後まで見ました。法螺貝を吹く山伏達やその問答・動作の意味を、儀式をやりながらピンマイクで説明されています。「神聖で敬虔な神仏事」というよりは「見る者にわかりやすい」ことの方が今の時代に合っているのかもしれません。私はといえば、この山伏って「職業」なんだろうかとか、きっと火で少しくらい火傷をしても労災は出ないんだろうなあとか、山伏保険とかあるのかなあなどと止めども無く考えていました。

 

もう何年も前から、このお参りの道中、まだ寒いのに道路脇にハコベがたくさん生えているのに気が付いていました。いつか小鳥を飼ったなら、このハコベを採って来て毎日食べさせてあげるのになあ、と思っていました。その夢が叶い、2年前にひよちゃんが我が家に来てくれたので、お参りの帰路にレジ袋いっぱいハコベを摘んで帰ります。なので去年のお参りから、帰りの所要時間は1時間15分+10分となりました。年に1回の健康試しと幸運祈願と食材調達、1回で3倍おいしい冬の恒例行事です。

春には桜が美しい山門
境内の至る所におみくじを引いたあとのダルマさん
このあと猛煙でエライことになります
邪道と言われようが、手持ちの干支全部飾るのがわたし流!

2015/12/28 ことりのうた

①こっとりーはとっってーも うったがっすきー

 

②かーさん よっっぶにーも  ③うったでっよぶー

 

④ぴぴぴぴぴっ ちちちちちっ

 

⑤ぴっちくーりぴっ ⑥ぴっぴっぴっ

 

(与田準一:作詞 ⑥は私の付け足しです)

 

ひよちゃんには、おしゃべりは教えていませんが、お歌は上手に歌います。最初にチャレンジしたのが、上の「ことりのうた」です。歌詞ではなく、口笛を吹くように歌います。

 

生後3~4ヶ月頃から、本人が嫌がらない程度に何度も根気よく教えました。ひよちゃんも、「トリの親」も「せんぱい」もいないわけですから、やむなくおかあさんの歌を必死で覚えようとします。

 

ウグイスなどと同じで最初はさえずり声がうまく出ないので、ギー!ギョエー!と喉を鳴らすところから始めます。鳥はえてしてプライドが高く、練習風景を飼い主さんに見られるのが嫌なようで、私の見ていないところで練習します。そんな時は私も、「だいぶ上手になったね~」などど冷やかしたりしません。見ないふりをするんです。

 

2ヶ月くらいの特訓期間を経て、なんとか「ことりのうた」をマスターしました。なぜか⑥のところは、私の創作だということがバレたのか、ちっともマネしません。う~む・・・。

 

多少の音程のズレなど気にしない気にしない、上手上手・・・、と思っていたのですが、どうも、③の少しずつ音階が下がるところがうまくいかない様子。何度やっても本人も気に入らない感じです。

 

そのうちひよちゃんは、③を歌うことを放棄しました。③だけでなく、②+③を頑として歌わなくなりました。「かーさん」の「さん」のところなんか、私よりずっと上手く歌っていたのに。

 

そしてひよちゃんは、唐突に歌いたい気分になった時など、①を歌って、②+③を「おかあさん続き歌え」と無言で要求するようになりました。私が②+③を歌ってやると、続けて④を歌います。私が何か口に入れていたりして歌えない時や無視した時には、何度でも①を繰り返し歌い、私が根負けして続きを歌うまで要求し続けるのです。私が歯ブラシなんぞ口にしている時は、もうお手上げなんですが。なんですかね、この頑固さは?

 

逆に、ひよちゃんがケージでくつろいでいる時に、私が唐突に歌い始めることもあります。ひよちゃんは、大慌てで所定の位置(?)に移動して、おかあさんの歌に合わせます。どうやら、ひよちゃんにはひよちゃんの決まり事があるようです。

 

機嫌のよい時は、朝から台所で、「ひよちゃん早くー、ごはんごはん」と急かすくらい延々と歌っています。まあ、いいんですけど。夜は、ごはんの後1時間ほど遊んでやる間、私たちの秘密のとある合図に合わせて二人で息を合わせて「せーの」で歌い始めます。たまに私が不意打ちすると、やはり大慌てで駆けつけて来るのは先と同じです。

 

あと2曲(?)覚えたのですが、4曲目はどうも練習が進まないよう・・・。3曲がこの子のキャパシティなのかもしれません。

 

来年3月で丸3年。甘えん坊だけど気が強く、おかあさんに叱られることもしばしばだけど、二人で仲良くお歌を歌って暮らしていこう。来年もよろしく、ね、ひよちゃん。

きれいなお花にびっくり!

2015/12/14 ストックホルムの想い出 ②

下のブログで、ストックホルムを訪れた時のことを書きました。

たくさん写真があったので、もう少しこちらに載せておきます。

 

① 毎朝行われる王宮の衛兵の交替式です。

 

② 教会の宗教画のひとつ。旧いものではなかったけれど、色彩がとてもきれいでした。

 

③ 港町なので。小さな路地からいきなり巨大客船が姿を現してびっくりしたりします。

 

④ 「世界一細い」路地だそうです。子供でも両手がつきます。

 

 

このホームページのプラットフォームは、各ページに4枚しか写真が添付できません。「えーっ?」と感じることもありますが、4枚を厳選する楽しみもあります。見てくれる人のことを考えれば、たくさん載せればいいってもんじゃないですよね。強がりですかね?

2015/12/14 ストックホルムの想い出

先週はノーベル賞ウィークでしたね。日本からも、物理学賞、生理学・医学賞とお二人も選ばれ、とても晴れがましい気分になります。お二人とも、日本の若い科学者が育つことを期待されていて、希望が日本列島を覆った一週間でした。

 

少し探し物をして旧いデータの入ったCPUを触っていたら、ストックホルムを訪れた時の写真が出て来ました。

 

ほんの少し、一緒に旅してみませんか?

 

ノーベル賞の授賞式はコンサートホールで行われ、その後場所をストックホルム市庁舎に移して、華やかな晩さん会と舞踏会が行われます。この市庁舎は、普段は誰でも見学することができます。

 

海外の観光地などではよくあることなのですが、ストックホルム市庁舎でも、自由気ままに見学することは出来ず、ガイドツアーに申し込みをします。英・仏・独をはじめ7~8ヶ国語くらいあるツアーがおおむね1時間ごとに設定されていました。

 

私は少し考えて、ドイツ語のツアーに申し込みました。日本語のものもあったのですが、それを待つと私のその後の行程に合わなかったので。申し込みを済ませると、言語ごとの色のシールワッペンが渡されて、スタート時間まで付近で待ちます。たくさんの国から来た人たちが、思い思いに少しの待ち時間を楽しんでいました。

 

受付近くにはミュージアムショップがあり、ノーベル賞のメダルを模したチョコやお約束のキーホルダー、市庁舎の刻印のあるボールペンなどが。ついついお買い物してしまいますね。ボールペンは、今でも使わずに大事に取ってあります。

 

さて、そうしてツアーを待っていると、わさわさと黒い髪の一団がやってきました。日本からの団体旅行の一行のようです。彼等は、かねてから予約していたガイドに連れられ、あっという間に庁舎内に入っていきました。

 

私は、海外も含め、団体旅行をしたことがありません。なので、その様子を知ることは出来ないのですが、次々とお食事や見学やアトラクションが設定されていて効率的だけど忙しいんだろうなあと感じます。私なら、息切れしてしまいそうです。

 

飛行機と泊まる宿を確保して一か所に続けて滞在し、そこから放射状に観光をする、効率的ではないかもしれないけれど、前の晩や当日の朝、行きたい所を決める、自分でトラムや電車の切符を買って時刻表を見て出掛ける、お天気が悪ければ近くのカフェでゆっくりする、のが私の旅のスタイルです。言葉はろくすっぽ通じなくてもまあよしとし、その日食べる分だけを、街の青空マーケットなどで買い出ししたりします。

 

ツーリストもたくさんいるけれど、その街の人たちと同じバスに乗り、同じスーパーで買い物をし、同じ本屋で立ち読みをする。その街に住んでいるように時間を過ごすのが私の旅の楽しみ方です。

 

旅のしかたは人それぞれ。短い休暇・せっかくの海外旅行なんだから、たくさんの名所を見たい、その土地の美味しいものを食べたい、添乗員や日本語のガイドに連れられて安全に旅行したいという気持ちはとてもよくわかります。

 

でも私は、そのストックホルム市庁舎で、たくさんの国の人たちがツアー時間を待っているその楽しげな高揚感やしずかなざわめきの中に身を置いていたことをとてもよく覚えています。団体ツアーと遭遇したことで、自分の価値観というかスタイルを再確認した出来事でした。

ストックホルム市庁舎です
大きな天蓋のある、議会(?)のようなお部屋
黄金の間。晩さん会後の舞踏会が行われます
市庁舎から旧市街を一望。ガムラ・スタンと呼ばれる、小さな中世の街です

2015/12/10 たくましく生き抜いてほしいから

ペットショップなどで売られている鳥かごは、手乗り用と称して、出入り口が手前にパタンと開くタイプのものがあります。ひよちゃんのお住まいにも、このタイプのものを買いました。

 

鳥の出入りには便利ですが、旧来の、扉を上下にスライドさせるタイプのものに比べて簡単に開いてしまうため、かんぬきというかフック状の鍵が付いているのが通常です。それでも、オウムなど頭の良い鳥だとその鍵も自力で開けてしまうため、重ねてナスカンなどの鍵をつけて万全を期します。

 

私は、普段、鍵をかけません。ナスカンなどの2個目の鍵だけでなく、当初より装備されているフック状の鍵もかけません。たまたま扉の開閉が少し硬めでちょっとくらいひよちゃんが内側から押しても開いてしまうことがなく、更に、ひよちゃんが自分で頑張れば開くということを未だ経験していないことが幸いしているのですが、鍵をかけないのには理由があります。

 

もしも、私の不在時に大地震が起こったり火災に遭ったりした場合、何かのはずみで扉が開けば、かごから飛び出して難を逃れることが出来るかもしれません。家から出られなければそれまでかもしれませんが、運よく外へ飛び立つことが出来たなら、何とか生き永らえてほしい、そう思って鍵をかけないことにしています。

 

それでも、生まれて半月後から人に水や餌を与えてもらい、温度管理の行き届いた環境で過ごし、人に甘えて育った鳥は、いくら山に近く自然の多い土地柄とはいえ、自力で生き抜いていくことは至難と思います。

 

そこで、ひよちゃんには、普段から少しサバイバルな生活をしてもらっています。

 

主食のミックスシードこそ付属の餌入れに入れますが、粟の穂などは1日分を短く切ってかごの天井から吊るし、食べにくさを味わってもらいます。アクロバットみたいなすんごい格好で足でつかんで食べています。自然界で雀が揺れる稲穂に必死でしがみついてお米を食べているのだから、それくらい出来ますよね。かぼちゃの種なんかも、殻をむいたものが市販されていますが、うちでは、殻ごとバリバリやってます。ピーナッツの殻もしかり。せっかく鋭い嘴があるんだもん「ねーーーっ?」と語りかけると、「ねーーーっ!」と応えます。

 

愛鳥家さんが聞いたらお叱りを受けそうなものも時には与えてみます。まずければペッとやって、二度と口にしません。要は、何が美味しいかマズイか、何が必要で何が不要か、何が安全で何が危険かを経験で覚え、欲しいものは欲しいと全身で獲りに行けるようなガッツを養う機会を増やしているのです。それがわからなければ、待っているだけでは、自然界では死んでしまうのですから。

 

暗い部屋にも一緒に探検に行きます。夜、肩に乗せて電気をつけていない真っ暗な部屋へ行くと、ひよちゃんは、「フッ、フッ」と息を吐いて見えない敵に対して威嚇し、おかあさんを守ってあげようとしてくれます。

 

ときどき私は、あまりにひよちゃんが可愛くて、両手でひよちゃんをそっと包んで、「ひよちゃん、大好き大好き、ちゅちゅちゅっ」とやります。自分の足で立っている時なら、進んでちゅちゅちゅっとやりに来てくれるひよちゃんですが、たとえ緩くとはいえ拘束された状態でこれをされると、トリにも尊厳があります、たまったものではありません。ひよちゃんは、尾羽を広げ、力いっぱい足をもがき、くちばしで手のそこら中を噛み、羽をバタつかせ、胸をゼイゼイさせながら力の限り抵抗します。決して諦めません。そんな時、私は、「ああ、生きてるなあ」って嬉しくなってしまいます。

 

私の愛、倒錯してますか?

 

私がおうちにいる時なら、私が全力を尽くしてひよちゃんを守ります。だけど、万が一私が守ってあげられない事態に陥っても、会えなくなることは辛く悲しいことだけど、どこかでたくましく生き延びてほしい。すやすや昼寝をしているひよちゃんを横目に、いつもそんなことを考えています。

 

【追記】

最近、ひよちゃんは、すこーし鳥かごの扉を開けておいてやると、自力で押して開けることは出来ませんが、少し後戻りしてから、両足飛び蹴りの要領で飛び乗ってその勢いで扉を開けることを覚えました。そうそう、その調子!

 

毎日、毎回、その様子を見るたびに笑えてしまうのですが、なかなかその動画を撮ることができません。この一発芸、完成したら、テレビ出演も可能なのになあ・・・。

 

テレビと言えば、もう何年も前のことですが、家庭から逃げ出したセキセイインコ達が、生駒山の麓でたくましく集団生活し、繁殖もしているとのニュースと映像が流れたことがありました。もし、我が家とひよちゃんに万が一のことがあっても、そうやって幸せに暮らしていけたらいいなあ、と、小鳥たちの楽園に思いを馳せているのです。

商品パッケージの写真です
何か言った? とお尋ね顔で・・・
いつか一度はこの空を飛びたいと思っている・・・
おまけです。水浴び大好き!

2015/11/22 「まいらー」になってみた

「アムラー」という言葉が世間を席巻し、どこもかしこも「○○ラー」流行りだった時代、「まいらー」と名付けて、「寺社仏閣お参りおたく」を取り上げた(創作した?)某国営放送の番組にのけ反った記憶があります。見も知らぬ歴史上の人物のお墓に対して頬ずりせんばかりの熱愛ぶりに、どん引きしたものでした。

 

それからウン十年、まさか、私が「まいらー」もどきになるとは思ってもみませんでした。いえ別に、お墓やお参りフリークになった訳ではありません。しかし、10月の連続した4日間に高野山、東寺(教王護国寺)、四天王寺さんと立て続けにお参りしたのですから、相当抹香臭くなっているはずです。

 

高野山へ出掛けたいきさつは、2015/10/20の記事で書きました。それから1日あけて、京都の東寺、大阪の四天王寺と連日です。それぞれ、京都・なんばで午後からセミナーがあり、「どうせ行くなら」という相変わらずの横着精神でお参りしてきただけなのですけどね。

 

もう私の脳みそに染みついているのでどんな喧騒の中でも唱えることができますが、この4日間で、何回般若心経を唱えたことでしょう。手元のお線香もあと1回分を残して使い果たしました。あと1回分。そうです、高野山、東寺、四天王寺で2つずつご朱印をいただいて来まして、納経帳・笈摺とも残すところあと1カ所のみになりました。

 

本当は永平寺(福井県)の承陽殿ご朱印で結びたいところですが、どうしても1泊必要だし、ガソリン代・高速代を考えるとなあ・・・。比叡山の延暦寺が今のところの候補です。先日近江八幡へ行ったばかりですが、湖国近江の秋は、何度行ってもいいものです。

 

ここからは、ほんの雑記なのですが。

 

お参り&ご朱印集めは、いま流行っているのですか? 参拝グッズはamazonなどでいくらでも購入できますし、Loftなんかに行くと、とてもポップなご朱印帳を見かけます。頼まれた納経所の方、びっくりなさらないんでしょうか、ねえ。

 

ひとつのお寺でたくさんの種類のご朱印がある場合、それを全部いただいて帰る人も、その成果をホームページやブログにアップする人もそれはたくさんいらっしゃいます。並ぶ方も30分以上かかることもあるし、休日などはおそらく一日中書いていらっしゃるであろう納経所の方も大変です。

 

「まいらー」をもうすぐ卒業する私も、始めた頃はもうちょっと神聖で敬虔なものだと思っていたのですが、この2年間のお参り経験ですっかり見る目が変わってしまいました。日本がそれだけ平和な証なのか、救いや赦しを求める人がそれだけ多いということなのか・・・。

東寺です。この日は着物を着た女性がたくさん!
いつもおもての国道から横目で見ていた五重塔
四天王寺さん。この日も抜けるような青空
門の内側にある転法輪。ぐるっと回してお祈りします

2015/10/25 私の楽器たちの幸せな第二の人生

我が家には、もう弾かなくなって久しい楽器がいくつかありました。

 

YAMAHAのトランペットと、白のレスポールタイプのエレキギターです。学生の頃に楽器を始める人は多いですが、この二つは、どちらも大人になってから自分で買い求めたものです。

 

もともと子供の頃から音楽には親しんでいました。エレクトーンやピアノは小学校入学前から、小学校では鼓笛隊に入り、誕生日にはフルートをおねだり、中学校では吹奏楽部でユーフォニウムという金管楽器を担当し、高校では当時全国に名を知られた合唱部・・・。音楽を生涯の仕事にしようとまでは思いませんでしたが、音楽に親しむ一生でありたいとは思っていました。

 

そんな私が大人になって、本当に魔がさした(?)ような衝動買いでトランペットのケースをぶら下げて帰宅した時、両親は大変呆れたものでした。基本的な操作はユーフォニウムと同じなので、吹くことは問題ありません。ただ、なにぶん音が大きいため自宅では練習できず、当時郊外の大学に勤めていたので、夕方グラウンドの端まで車で行って、ハッチバックの後ろに腰掛けて音出しをしていました。そういえば、箕面に引っ越してからは、ダムのそばのちょっとした空き地で練習したこともあったなあ・・・。

 

いつかはオケやバンドで演奏することも考えていましたが、「それはもう少し先」と思っている間に練習も遠のいてしまいました。

 

ギターも、今思えば、衝動買いに近かったかもしれません。弦楽器はそれまでなじみはなく、買ってすぐ弾けるものでもないので、週に一回教室に通いました。もう相当お姉さんになっていたのですが、中高生の子供たちと一緒に「その世界の」先生に基礎から教えてもらいました。ただ、その当時好きだった重厚なハードロックの超絶技巧を真似るところまで到達するはずもなく、エレキギターなのに「禁じられた遊び」や「アルハンブラ宮殿の想い出」を弾くなど、ミスマッチを楽しむ程度でした。

 

その頃は、お風呂に入る前のたった3分ですらギターを触る日々でしたが、それも、仕事が忙しくなるに従って、手に取ることが減ってしまいました。

 

そうして、トランペットもギターも、「いつか弾くつもりだから」、「愛着のある楽器だから」と思って大事に保管していたのですが、このたび、近くの市立中学校の生徒さんに使ってもらおうとお譲りすることにしました。

 

きっかけは、近くに事務所をお持ちの同業のH先生の娘さんが中学校で吹奏楽部に入っておられ、市の限られた予算の中ではなかなか楽器を購入できなくて、せっかくやる気のある子供たちが可哀想というお話を聞いたからです。

 

心の中では「もう弾くこともないのでは」とうすうす感じてもいた私は、リサイクルショップなどでどんな人の手に渡るかも知れない処分方法よりは、身近な学校で生徒さんに役立ててもらえる方がどんなにか私の気持ちに沿うことだろう、と決心しました。

 

早速、PTAや地域の役員などで中学校と関わりをお持ちのH先生に仲立ちをお伺いしてみました。H先生は驚くほど軽やかに顧問の先生方と連絡を取ってくださり、私の申し出から1週間もたたずに、楽器やアンプなど一式を学校にお持ちすることになったのです。当日は、H先生も同行していただき、職員室にいらした校長先生がとても喜んで受け取ってくださって、私は安心して楽器の後半生をお任せすることが出来ました。

 

今の中学校の吹奏楽部では、学校行事のほか、地域の行事などでも発表の場がたくさんあるようで、私が足を運びさえすれば、自分の目で耳で私の楽器たちの活躍を観ることができるそうです。お譲りした後は、「体育祭の頃に風に乗って音が聞こえてくるくらい・・・、それでも充分に幸せ」と思っていた私には、望外の喜びです。

 

H先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

トランペットもギターも、私が手に持っている写真は1枚もありません。手放す前に記念に1枚、とも思ったのですがやめました。いままで散々放っぽらかしておいて、こんな時だけすまして写真を撮ろうなんて、楽器たちに叱られそうです。楽器を手に取ったその重みも感触も、私の手や指がちゃんと覚えています。

 

これからも、良い音を出して大切にしてもらうんだよ。

ちょっと画像が暗いけど、シルバーです
Fernandesのレスポールタイプ

2015/10/22 ひよちゃんの身体測定

オカメインコは、一般的には、成鳥で体長35㎝、体重85g前後といわれています。個体差もあり、多少はずれていても健康に問題なければよし、というのは人間と同じです。

 

ひよちゃんは、毎日、朝ごはんのときに体重測定をします。

 

根気よくしつければ、自分から体重計に乗って「ほらみて!」と得意満面になるんだそうですが、うちのひよちゃんは、母に根気がなく、それ以上に本人が相当ビビリで、エサで釣るのも諦めました。

 

そこで活躍しているのが、写真のエサ入れ付き木製スタンドです。陶器のカップにご飯とお水、それを電子スケールの上に置き、風袋引きをしてからご登壇いただきます。

 

朝はたいてい流し台でご機嫌で遊んでいるので、「ひよちゃん、ごはんごはん、体重測定しようね」と言ってお乗せします。自分で登ってくれるようには、とうとうなりませんでした。

 

最近の体重は、75~77gの間にあります。先述の「一般的には」から、かなりハズれています。赤ちゃんの頃は体の大きい方だと思ってお迎えしたのですが、たくさん食べても食べなくても、だいたいこの範囲をキープしています。動物病院でも、「毛並みや元気さ加減や筋肉の付き具合をみても、大丈夫」と言ってもらいましたので、これがひよちゃんの健康体重です。

 

身体測定といえば、もうひとつ、体長です。

 

これはですね、赤ちゃんの頃はそうっと物差しなぞ当てて測ることも出来たのですが、今ではちょっと細長いものを見せただけでばばばっと飛び立ってしまうので、ここ2年間、測れたためしがありません。

 

たぶん、遠目に3点測量などの技法を用いれば、じっとしている時なら計測できるとは思うのですが、まあ、そこまでする必要もないわけで。赤ちゃんの時に30㎝弱だったので、今は35㎝くらいかと思います。体重を勘案すると、かなりスレンダーです。

 

いちばん長いお尻尾が抜けた時には4~5㎝短くなってしまうことを考えると、体長の長短はあまり健康に関係ありません。体重の増減の方がよっぽど大事。標準と比べるのではなく、「いつも」とどれだけ違うかを、母がしっかり見守ります。

木製スタンドの台の部分にカバーを付けたのが、母のお手製!

2015/10/20 そうだ! 高野山行こう!

一か月ほどバタバタしておりまして、ホームページに目が行き届いていませんでした。にもかかわらず閲覧してくださる方がいらして、ありがたいとともに申し訳ないです。

ぽっかり空いたオフの1日。前日の夕方急に思い立ち、高野山へ行って来ました。

目的は、7月に西国三十三か所満願をした納経帳と笈摺(おいづる=白衣)の残りの部分に、近畿のいくつかのお寺のご朱印をいただくためです。お正月に両親に渡すためには秋の気候のよい時期に頑張って回るつもりにしていたのを、すっかり忘れていました。

紅葉の最シーズンは混雑するため、行くなら今のうち。いつもなら車でぴゅぴゅっと行くのですが、珍しく電車を乗り継いでの遠出です。「高野山1dayきっぷ」、北大阪急行から2980円なり。特急料金は払いたくなく、「こうや」や「天空」には乗りません。そんなこんなを道中その都度調べながら、なんとか正午前に高野山駅に到着しました。

 

この日は何故か、すべてにおいて「待ち時間なし」。待っていたかのようなバスに乗って、奥の院まで向かいます(お陰でお昼ご飯は食べ損ねました)。雲ひとつない空、下界より格段に澄んだ空気、前回来た時より大きくなっている(はずの)杉や槇の木立のひんやりとした佇まいの中に身を置くと、月並みな表現ですが心の底に溜まった澱が融けてゆき、聖厳なあたりの気と一体になるようでした。

 

あまり心の準備をせずにえいやっと来てしまったからでしょうか、いつも自宅のベランダから見ている山々に、今、自分が来ているのが不思議です。両方に魂が在る、自宅の窓枠を通して高野山の聖地にいる私を見ている、そんな感覚です。ここ、彼岸? 自宅は紛れもなく此岸ですよね?

 

着いたのがお昼過ぎでほどほどの参拝客だったので何とも思わなかったのですが、お参りを済ませて次の金剛峯寺に急ぐ頃には、すごい数の団体客が次から次へとやってきます。「さすが世界遺産、さすが開創1200年、でも、今頃からお参りしてて時間大丈夫?」と感じたのですが、みなさん、美味しいお昼ご飯をゆっくり食べて、今夜は宿坊泊まりなんですね、きっと。

 

外国人観光客も本当にたくさんいらっしゃいました。お土産物屋さんで、お店の方が突然「Taste!」と話しかけていて、高野山、変わったなーと。そういえば、南海りんかんバスの車内では、中・韓などはなかったのですが、英語の後にフランス語の案内が。仏教の聖地だから仏語。違うか・・・。

 

無事2か所でご朱印をいただき、次に来る機会があるのかどうかわかりませんが、名残を惜しみつつ帰路につきました。この日の歩数、13,069歩。iphoneに変えて勝手に歩数を記録され始めて以来、最高値をマークしました。

 

朝から目をつけていたローストビーフ丼の美味しかったこと! 此岸、よき哉。

チケットを買った時、開創1200年の記念の年であったことを思い出しました!
紅葉も綺麗でしたが、やはり、奥の院は杉木立が秀逸
金剛峯寺の冷涼な佇まい
杉の木を組んだこんなオブジェもありました

2015/9/10 ひよちゃん小噺 ②

ひよちゃん!

 

お口に何かついてはります!

 

しかも、上のポトスの葉っぱのフチがレース状になっているではありませんか!

 

 

 

サトイモ科の植物はインコには毒になるので、食べさせてはいけません。

 

すぐにお口が届く位置に置いていた母の責任です。

 

ごめんなさい。

なにごとも無かったかのようにおすまししても、お口に破片が・・・

2015/9/8 たまにはジャンクなフードも許して!

インスタントラーメンの聖地が隣の市(池田市)にあり、法務局や簡裁へ行く時などはいつも発明記念館を横目で見ながら通るのですが、普段はあまりラーメンを食べることはありません。

 

それでも、台風や竜巻被害のニュースを毎日のように見聞きする昨今、防災月間でもあり、備蓄のためと思えば少々お味の変わったものを買っておこうかなと思ったりします。そういう観点で考えれば、何種類か揃っていれば、「避難生活も楽し」となればいいなあと、現実に経験したことのない私は目論見ます。ご経験者さまからはお叱りを受けるでしょうが。

 

で、いつものスーパーのお買い物で視界にちらりと入ったコレ。「チキンラーメン トマト&チーズ味」。しばし考え、手に取りました。「被災生活では、味気ないものより少々お味の濃いものの方が、元気が出るしストレスも減るかも」と、ビバ被災生活!のような妄想をします。

 

何事もイメージトレーニングは大切です。が、私の場合、状況設定があまりに楽観すぎ、想像力があまりに貧困極まるとのご指摘は甘受いたします。ご経験者さま、重ねての不謹慎発言、申し訳ありません。

 

備蓄用ではありますが、万がいち当事者になったその時になって「とても口に合わないわ・・・」となってしまってはたちまち困窮してしまうわけで、ここは先に味見をしておかないといけません。ちょうど秋雨やら台風やらでやたら寒く、運動不足で体も冷えてるし・・・、早々に試食大会と相成りました。

 

要は、買って来たらすかさずストック庫へ収納すればよかったのに、すぐに目に付くようなところに置いていたなまぐさな私の心根の敗退です。

 

お味ですか? もちろん美味しかったですとも。チキンラーメンの麺ってこんな食感だったな・・・あ? と、久々に思い出しました。

 

こんなどす黒い雲がやって来て・・・
超局地的豪雨の瞬間です
もはや中華かイタリアンか

2015/9/4 ひよちゃんの大好物 <エノコログサ編>

一般的には、小鳥を飼う場合は、稗・粟など穀物の実をブレンドしたミックスシードかペレット(人工餌)を与えることになります。生育の途中で切り替えを余儀なくされる場合もありますが、当の小鳥にとって大変なストレスにもなりますので、出来るだけ飼育の最初のうちに方針を決めます。

 

ひよちゃんは、ペットショップにいた頃からミックスシードのおかゆ(?)を食べさせてもらっていましたので、同じブランドの商品を続けて購入しています。

 

12種類の穀類と野菜・果物の入ったミックスシードは、「えん麦大好き~」、「サフラワーは好きだけどおかあさんに殻を剥いてもらわないと食べれない~」など好みはありますが、概ね喜んで食べてくれます。

 

ただ、「栄養バランスは万全」と謳っている商品ではあっても、あまりに単調で変化がないのは食べてて面白くなかろうと思い、おかあさんはウォーキングの途中でいろいろとひよちゃんの口に合いそうなものを探します。

 

いつかお断りしておこうと思っていたのですが、私がウォーキングの最中、下ばっかり見て歩いているのは、決して落ちている小銭を拾おうとしているのではなく、ひよちゃんのために美味しいもの・遊べる草や実をリサーチしているからなんです。もし今度、不審な私の行動を見掛けたら、このことを思い出してくださいね。

 

以前の記事(2015/7/2)で書いた冬から春の間の「ハコベ」も、あるとお野菜を買わずに済むので大助かりです。

 

夏から秋にかけては、道路脇や空き地にアホほど生えている(すみません)「エノコログサ」、通称「猫じゃらし」を大層好んで食べてくれます。ハコベと違って、乾燥させて保存しておくことができるので、シーズンには大量に摘んでおきます。

 

普通、路端のエノコログサは穂先がせいぜい5~6㎝程度でしょうか。そんなのなら、それこそいくらでも採って来れます。我が家の近くでは、その3倍、長さ15㎝、ひげを含めると直径2㎝くらいにもなる巨大なエノコログサを見掛けます。それくらい大きなものは付いている実も大粒で、人間が見ても「美味しそう」と思えます(実際、エノコログサは粟の原種といわれています。今流行りの『雑穀』ですよ)。

 

ただ、それくらい大きく育つ場所は毎年同じとは限らないようで、去年の場所をアテにしていると今年はサッパリということになります。

 

必然的に、春の雑草が芽を出す頃から、あちこち歩くついでにその「育ち具合」をチェックするのです。今年は、とある府道の土を入れ替えて苗木を植えたばかりの植え込みが、肥料たっぷりで生育バツグンです。

 

モンダイは、その収穫時期なんですね。穂を出して青々と実を膨らませていく時期は、ニンゲン的には美味しそうに見えるのですが、摘んで来て少し干すと、穂先がしぼんでしまいます。ああ、気がはやるあまり青田買いしすぎたわ・・・、と反省します。

 

「まだかな、もうちょっとかな」と思いながら2・3本採って来ては、「フレッシュ版」をひよちゃんに味わってもらったりして時を待ちます。

 

悲しいことは、往々にして予告なく起こります。「よし、次にここを通るときには収穫だー!」と見極めて辛抱強く待っていた自分を褒めていたのに、翌日、あっさりばっさり草刈りされて一網打尽、ということはよくあります。なんせ、雑草ですから。「あああ、ひよちゃん、ごめんよお」とおかあさんは打ちひしがれます。

 

今年はですね、梅雨明け後に台風が3つも来てウォーキングをお休みしている間にソレが起こりました。まさか、台風のさなかに草刈りするなんて・・・。府道管理を侮ってはいけません。

 

どんな事柄でもリスク管理は大切です。そんな時のために、「今年のエノコログサ生育優良エリア」はいくつも確保しておきます。もしくは、早くに草刈りされた場所ほど2期目も早く育つので、2期作にも十分期待できます。

 

そんなこんなで、ぷっくり実が膨らみ、穂先が重く垂れたエノコログサがちょっと枯れかけた頃合いを見計らって、周囲の不審な人物を見る視線を背中に浴びつつ「雑草収穫」に精を出すのです。

 

ひよちゃんは、毎日の日向ぼっこの時にだけ、このエノコログサを食べさせてもらえます。経験的にそれを覚えてもらうと、ケージのお掃除のためにキャリーケースに移ってもらうのがとてもスムーズです。「ご主人様、喜んで!」式にとことことキャリーに入っていきます。

 

お利口さんだねえ、ひよちゃん。はい、今日のエノコログサ。美味しいねー!

バシバシ喰いついています
ガッついてますけど、なにか?
食べたり、周囲を見張ったり。アタシ、忙しいのよ!
右がお食事前、左がお食事後。うまー

2015/9/1 昨日と今日で違うこと

子供の頃、何を思ったのか、誕生日は前夜から徹夜するとひとり心に決めていました。

 

特別何かをするわけではなく、ただ、息をひそめて時計が00:00になるのを見つめていました。

 

それを待つ間と越えた後で何一つ様子が変わったわけでもないのに、時計が勝手に私の年齢をひとつ押し上げた、と思っていました。セミや蝶のように、すっかり脱皮して生まれ変わるなら、多少は納得もするのに。せめてその瞬間に「一年の抱負」でも唱え上げればよかったと、今では思います。

 

 

 

「8月末頃に連合会から何か問い合わせがある人もいるかもしれませんが、何もなければ、9月1日付で登録です」

 

そう説明を受けました。

 

加えて言えば、条件に、②9月1日までに悪さをしなければ、③9月1日までに死ななければ、もあるよといったところでしょうか。

 

 

 

今日、社会保険労務士になりました。

 

目が覚めても、朝ごはんも、ひよちゃんも、何も変わらない昨日に続く時間が流れています。

 

でも、時計が、地球の自転が勝手に押し上げた年齢と違って、疑うべくもなく1か月ほど前に自らの手で登録申請したことの結果です。

 

行政書士登録の時と違って、バッジはとうに受け取っているし、「授与式」のような形式的なものはなし、金看板も「ほしければ自分で購入して」。出来ることが増えたけど責任も増えたのだと意識の切り替えをし、覚悟や責任感を粘土細工の山のように自分の手で塗り固めていかなければなりません。

 

とりあえず、元気の出るビタミンカラーのお花の写真を添付して、「頑張れ!私」とつぶやきます。

 

 

 

ちょうどこの記事を書いている時間、テレビでは近畿各地に大雨・洪水警報や竜巻注意情報のアラートが流れ、事実、窓の外は大粒の雨と雷鳴が。

 

でも、「なんか、縁起悪いなあ」なんて思いません(雷は相変わらずコワイですが)。そんなスタートの方が、先々起こるささやかな出来事が幸運に思えて、謙虚に頑張ろうと思えるから不思議です。

 

そして、篠突く雨の静けさの中、なぜこのお仕事を志したのか、奥歯で噛みしめるように思い出すのです。

 

 

「なぜなんですか?」

 

「そんなこと。軽々にここでは言いません」

 

 

受験で、ビジネスで、有言実行がもてはやされる昨今、心の奥にとどめておくからこそ維持できるモチベーションだってあるのです。

夏のベランダ花の定番、ペチュニア
ガーベラやスイートピーなど目と心にビタミンたっぷり

2015/8/27 地域密着型 私のお気に入り紹介 ① <後編>

前回記事から、すでに10日間が経過してしまいました。

 

記事が書けない物理的な理由があったのは事実ですが、それ以上に、前回終わりに「続きは次回・・・」と書いてしまった手前、他の短い記事でつなぐのはできないなあと、自分で自分に枷をかけてしいます。どこぞのCMみたいに、「自由っていいぞお!」となりたいですね。

 

さて、本題の、いったい何が「地域密着」の「お気に入り」かといいますと。

 

 

株式会社 榎屋】さん

 

「・・・・・・エノキダケ料理の専門店?」

 

「違います!!」

 

 

前回(2015/8/17)私は、スイスのレッチャーという会社の鳩時計のことを書きました。我が家で20年来時を刻み続けている時計です。

 

その時計が、不具合を起こしてしまったことがあります。

 

そもそも振り子が左右に振れることで動く時計ですので、大きな地震があったり、室内を強い風が吹いたり(?)、お掃除中に私が時計を傾けたりすると、振り子が止まってしまいます。

 

しょっちゅうではないけれど時々あることなので、時刻を合わせて手で振動を与えてやればいいこと。なのですが、一度止まると傾きが気に入らないのか、なかなか再開してくれないことが多いのです。

 

何度動かしても数十秒後に止まることが続くと、電子ではなく簡単な仕組みの機械なのに・・・、と癇癪を起しそうになります。いえ、起こします。ねこパンチしたくなります。

 

諦めて、数ヶ月間放置していたことがありました。

 

壁にあることも時々思い出す程度になり、もうただのインテリアでもいいかと思うようになったある日、ダメ元でスイス本国の本社のホームページを見てみると。

 

あ、英語で書いてある・・・。ふうん、代理店が3つあるのね・・・。おや、なんか、JapanとかOsakaとか書いてある・・・。え? Mino? え? Enokiyaって・・・ナニ語?

 

びっくりしました。その当時、世界に3つある代理店のうち1店はスイス、1店はUSAにあったのですが、もう一つのお店が、なんと日本の、大阪の、箕面市の、ウチから徒歩10分圏内にあるようなのです。え? それって、スゴイことじゃないですか?

 

住宅地と田んぼに囲まれた地域です。もちろん、看板も広告も見たことがありません。あまりの偶然にキツネにつままれたような気分になりながら、お電話し、時計を持参して、オーバーホールしていただきました。

 

その会社には、小さいながらアンティークの時計やオルゴールのショールームと工房があります。

 

ショールームには、小型のシリンダー型のものから私の背丈を超える高さのディスク型オルゴール、蓄音機など、主に輸入品のめずらしいものがたくさん展示されています。ネット通販で個人の方もお買い求めになるそうですが、日本各地のオルゴール館などとの取引が多いそうです。

 

隣の工房は、もう、ものづくり魂がビシバシ刺激されるくらい、たくさんの工具やめずらしいパーツやお客様からの修理の預かり物が所狭しと置かれています。入門とか、体験とか、あったら行ってみたい・・・。

 

ちょっと不思議に思いませんか?イマドキの電子時計なら、工業高校や工学部で扱うことがあるかもしれません。でも、日本でいえば、江戸時代の茶運び坊主のようなアナログな機械の勉強なんて、普通どこでもは習いませんよね。

 

聞いてみました。やはり、会社に入られてから、機械をいじり、分解し、組み立てながら、ひとつひとつ覚えていかれるのだそうです。そうしてアンティークの知識や経験を身につけて、「はじめての機械でも触れば大体分かる」ようになり、なにしろ100年以上も前の機械ですから「手に入らない部品は手作り出来る」ようになって、北海道から九州まで、オルゴール館などのメンテナンスに出掛けます。当時アジアにひとつしかない代理店ですから、中国や東南アジアからも依頼があれば修理に出向くのだそうです(今は台湾と韓国にも代理店があるようです)。

 

そんな会社が、箕面市の住宅地にひっそりとあるなんて・・・。すっごく言いふらしたい気分になるのですが、当の会社さんは「どっと人が押し掛けられても困る」体制で。

 

仕方ないので、榎屋さんが作って販売している、ちょっと変わったオルゴールを最後に紹介させてください。

 

JR(旧国鉄)車内で流されていたチャイムを再現して販売しています。

 

鉄メロ(鉄箱・木箱)」です。鉄箱は「ハイケンスのセレナーデ」、木箱の方は「ハイケンスのセレナーデ」、「アルプスの牧場」、「鉄道唱歌」と全3曲あります。リンク先のページの下の方で試聴できます。私個人的には「アルプスの牧場」が相当に郷愁を誘います。これに関するウンチクはまた別の機会に(実際に車内で流されていたものは、聞く方がハラハラするくらい、か細く、息も絶え絶えな感じなのです・・・)。

 

100年以上前のオルゴールなどの輸入・販売や修理をする会社が、鉄メロも扱ってらっしゃるなんて、なんだかステキですよね。

 

写真は、今回勝手に「スイスの山村特集」です。

一応、レッチャー社の鳩時計つながりってことで・・・。

時計の木工部分を作るブリエンツの湖畔
時計を購入したグリンデルヴァルト村の風景
1週間過ごしたホテルです
ホテルの向かい、この教会の鐘の音で目を覚まします。奥の山には本物の氷河!

2015/8/17 地域密着型 私のお気に入り紹介 ① <前編>

私の家の中では、どの部屋にいても時計のカッチコッチという音が聞こえます。

 

正時と30分には、鐘が鳴り、鳩が鳴き、オルゴールが鳴ると同時に人形たちが踊ります。

写真の鳩時計が、かれこれ20年以上時を刻み続けています。

 

スイスのレッチャーという会社の手作りの時計です。グリンデルヴァルトというアルプスの麓の山村で買い求め、船便で我が家にやって来ました。

 

この時計は電池など使わず、自然の力で動いています。ちょっと簡単に説明しましょう。

 

時計の下に樅の木の実(「松ぼっくり」ならぬ「樅ぼっくり」)の形をした錘(おもり)が3つあります。

 

いちばん左の錘は、時計を動かします。時間とともに下がっていきます。

まん中の錘は、正時と30分の時に、鐘を鳴らせ、鳩(正しくは郭公)をポッポーと鳴かせます。12時には12回鳴きます。

いちばん右の錘は、同じく正時と30分の時に、上部のお人形をくるくると踊らせ、左の小屋のヤギさんをカタカタと飛び跳ねさせます。

 

朝と晩、1日2回、鎖を引いて錘を上げます。ひと晩家をあけると、錘が床に届いてしまい時計は止まってしまいます。

 

もう少し詳しく説明しましょう。

 

写真では少し見えにくいのですが、錘の後ろに振り子があります。これが左右に振れる時に、カッチコッチと小気味よい音がするのです。この振り子がちょっと曲者なんです。

 

この時計は本体がすべて木で出来ていて、振り子も金具以外は木製です。

 

湿度の高い時期は木が湿気を含み、振り子は微妙に重くなります。重くなると、左右に振れる幅が大きくなります。運動エネルギーとか、位置エネルギーとか、高校の物理で習ったことをそこはかとなく思い出しますね。身近な例は、公園のブランコでしょうか。

 

大きく振れるということはそれだけ往復に時間がかかることになり、時計はほんの少し遅れ気味になります。

 

この時計の生まれ故郷であるスイスやドイツなど中央ヨーロッパでは、比較的湿度が低く安定しているため、あまり想定されなかったことかもしれません。

 

その遅れを調整するために、振り子のおもりの位置を手で微妙に調節するのですが、何ミリで何分というようにメモリがあるわけではないので、指先の感覚で加減しながら調節するのです。

 

当然、常にきっちり正しく調整することはできません。「今の時期は少し遅れ気味」、「最近はちょっぴり進んでる」などと大目に見ながら、ざっくりした時の中で暮らしています。

 

相当、アナログな世界です。先般話題になった「うるう秒」などモンダイになりません。ボタンひとつでつぶやきが全世界に発信され、宇宙ステーションからライブ映像が届く現代文明との狭間で、バランスを取りながら生きています。

 

もちろん、仕事やお約束についてはそんなわけにはいきません。我が家には、全ての部屋にデジタルの時計と温度計があります。私、数字には結構ウルサイほうなんです。

 

ちょっと前置きが長くなってしまいました。

本題の「私のお気に入り紹介」は明日に持ち越します。

鎖が長いので、背丈よりも高いところに取り付けます
3年以上乾燥させた菩提樹の木で出来ています

2015/8/12 我が家のテレビが怪現象?

毎日うんざりする暑さが続くと、ニンゲンもキカイも壊れます。

 

あんまり家の中のあれこれを書くのもいかがなものかと思いつつ、まあ、ブログ(=日記)なのでご勘弁ください。

 

1週間ほど前、朝5時すぎ頃に、なんだか家の中でぼそぼそ人の話し声がします。寝ぼけ眼で夢なのかご近所の方の声なのか判別もつかないまま廊下を隔てた居間へ向かうと、なんと、テレビが煌々とついているではありませんか!

 

昨夜はちゃんと消したよな?

確かにひよちゃんの横でうとうとしたけど、間違ってもテレビなんかつけてないよな?

 

理由はよくわからないけれど、とにかくリモコンでテレビを消します。

カバーを掛けているけれど、ひよちゃん、びっくりしただろうな。ごめんごめん。

 

ところがです。消したテレビが、すぐつきました。

あ? どっか押すとこ、間違えたかな?

 

もう一度、消します。

またまたつきます。

 

もう、こうなるとコワイです。

 

私は、プロフィールにも書きましたが、一人住まいのくせに「お化け」がコワイ。ちょっと心霊現象っぽい明るいバラエティ番組なんか見ただけで、自室で後ろを振り向くことができません。木造の家で家鳴りがしただけで、朝まで一睡もできません。要するに、自分の想像力が一番コワイということですが。

 

壁のコンセントからプラグをザックリと抜いて、ちゃんと朝が来るのを待ちました。

 

世間があわただしく動き始める時間になって、再度、コンセントに差してみます。

テレビ、勝手につきます。

 

その日は一日外出して、夜、また試してみます。

テレビ、勝手につきます。

 

調べてみると、誤作動したリモコンがテレビに向けて置いてあったりすると受信してしまうとか、家の近くを大型のトラックなどが通過するときにそういった電磁波を飛ばす機器を載せている場合があるとか事例はあるようです。ただし、ウチは違います。コワイコワイ。

 

結局、怪奇な現象に対するコワサと、なかなか繋がらないメーカーのコールセンターへの苛立ちの時を経て、1週間後に修理の方に来ていただき、所要の部品の交換を済ませて復旧しました。もう、ゲッソリです。

 

写真は、何ごとも無かったかのように咲くベランダの白花ベゴニアです。

 

サボテンや観葉植物やこういった肉厚の葉の植物が、ヒトの微細な感情の波や大気中を無数に飛び交う電磁波や宇宙から飛んでくる怪電波を吸収してくれるのだと、迷信的かつ確信的に信じております。

2015/8/10 ひよちゃんの具合が悪い?

このブログはひよちゃんフィーチャーブログではないのですが、同じ家で生きて動くので、どうしてもささやかな出来事が多くなります。

 

艶やかな紫陽花の美しい頃でした。

 

ある日の朝、いつも通り「朝ごはん食べようね」とケージから出したところ、ちょろちょろと動く間に、お尻尾のいちばん長い羽が3本も抜けてしまいました。そういえば、少し前から、もろもろと短い羽がたくさんケージ内に散らばっています。

 

あれ~? 春先に換羽あったのになあ? 夜もオカメパニックなってないと思うけど?

 

ちょっと用心深く様子を見ていると、気になることがいくつか思い当たります。そういえば最近、昼寝の時間だけでなくやたら寝ていることが多い、昨日もおとついも午前中から寝ていた、食欲はあるけどなんだかだるそうにしている・・・。

 

気になり始めると、もう、他のことが手につきません。それでなくても、動物は自分の具合が悪いことを隠す習性がある、ましてや小さな小鳥は、「ちょっと様子を見よう」が命取りになることもある、いくつもの飼育本で読んだことです。

 

「ひよちゃん、大丈夫? ぽんぽん痛い?」

健気に近づいてくる様子は、いつも通りのようにも思うのですが。

 

なんで、もっと早く気付かなかったんだろう。具合が悪いのに日向ぼっこに連れ出したりして悪かったわ・・・。ここ数日のことが、次々と思い出されます。

 

病院に連れて行こうと決めました。ただ、いつも爪切りに行っている病院の先生は犬猫中心です。失礼ながら電話を掛け、連れて行ってよいものか尋ねました。よその病院へ連れていくことにします。

 

いろいろ調べると、「何かあったらこの病院」と決めていた病院は、既に閉院していることがわかりました。あまり長距離を走らなくても行ける病院は・・・? 必死で探して隣の市の病院へ電話確認し、連れて行くことにしました。具合が悪くなってからの車の移動は相当な負担。頑張って、ひよちゃん。

 

そして。

 

検査をして様子を見てもらって、特に悪いところはないことを聞き、ほっとひと安心。

 

そして、ひよちゃんは・・・。

 

初めての病院へ連れて行かれ、さぞかし驚天動地の境地かと思いきや。

 

かわいい女性獣医師さんと同スタッフさんに、抱っこされ、お腹をなでられ、爪を切ってもらって、うっとりして帰って来やがりました(怒)!

 

それからひと月以上が経ち、抜けたお尻尾の羽も生え揃い、病院でもらったサプリのお陰か以前より羽の毛艶も良くなったようで、元気にでっかい声で歌なぞ歌っております。

 

ひよちゃん、おかあさんは、本当に心配したんだよ。

「遊ぼ」と声掛けても、やたらだるそうなひよちゃん
元気になりました!
朝からはしゃぎすぎて、ガス台から滑り落ちて困っているひよちゃん

2015/8/9 簡単!レースの日除け

夏が嫌いです。

 

本当は暑いのが嫌いなだけなのですが、最近は、ひと昔前のようなスカッとした夏の暑さは非常に少なく、「夏=うんざりする暑さ」のイメージが定着してしまっています。

 

毎日続く猛暑に、息も絶え絶えです。「今日で終わりか?」「明日は下がるか?」と微かな期待を込めつつ天気予報を見ても、「明日の最高気温は36℃、明後日は37℃」などと表示されるのを見ると、もう、打ちのめされそうな気分になります。

 

我が家のベランダは南側に面しているため、ベランダの照り返しで窓際は蒸し返すような暑さになります。帰化熱を利用しようと打ち水をしてみても、まさに「焼け石に水」です。ご近所では簾を設えているお家も見かけますが、部屋が暗くなるのも考えもの。市販のシェードも考えましたが、当地はとても風が強いので、万が一の事故が心配です。

 

そこで思いついたのが、廃物利用のレースのカーテンの日除けです。

 

3年前引っ越しの際に不要になったものを捨てずに取っておいたのですが、これを、ニトリで山ほど買ってきたフック付きの洗濯バサミで物干し竿に吊るします。風ではためかないよう、両サイドも下側もびっしり止めます。

 

2本ある物干し竿のうちの1本をつぶしてしまいますが、これの良いところは、洗濯物が多い時はすすすっと片側に寄せれば物干し竿が使えるし、多少の雨ならそのままでよし、風雨の激しい時はくるくるとまとめて縛っておくだけでよし、というところ。季節の終わりには洗濯機で洗えます。

 

今年は、梅雨の終わりに台風が3つも来たので、設えるのが遅くなりました。

 

所詮レースのカーテンなので、本物のシェードに比べて日除け効果はイマイチです。でも、レース越しに外の風景は見えるし、ベランダに映る影も涼しげ。ひよちゃんの日向ぼっこでも、わざわざ日陰を半分作ってやる必要がありません。

 

悪意を感じるほどの最近の夏の暑さには、まったくもって役立たずですが、「見かけ涼しげ」で私のお気に入りです。

ひと昔前のスカッとした夏空。ベランダからの風景です
ベランダに映るレース越しの影

2015/7/28 おかあさんの腰が痛い!?

あ、すみません。つい、ひよちゃん目線のタイトルになってしまいました。

 

去年の6月、腰椎椎間板ヘルニアでちょっと痛い目に遭いました。以来、歩くにも家事をするにも、腰をかばう心掛けが欠かせなくなりました。

 

それでも、ちょっとした何気ない動作で腰が痛くなったり、頭が痛くなったりします。だんだんその相関性がわかってきて、お医者様にも「そうそう、そうやって上手に付き合っていく病気」とお褒め(?)の言葉をいただいたりします。

 

私の場合、ウォーキングの途中に、トラップがたくさんあります。

 

秋に銀杏を拾う、冬にハコベを摘む、春に土筆や野蒜を摘む、夏にエノコログサを採る・・・、などなど。微妙な前傾姿勢で足を軽く踏ん張ってちょちょっと指先を使うと、後でテキメンに症状が出ます。

 

家で掃除機を掛ける姿勢なんかもあまりよろしくないのですが、よい言い訳が出来たと家事全般をサボり気味です。あ、これは今に始まったわけではないですが。

 

さて、去年の発病が6月だったので、同じ時期にはかなり用心しました。ムリな姿勢はとらぬよう、体調を崩さぬよう気をつけていたのですが、やはりソレは来てしまいました。

 

さっきまで普通に洗濯物を干していたのに、何でもない時に急激に腰が痛くなりました。差し当たり思いつくのは、前日に①の写真を撮るためにほんの少し見上げたことか、その日の朝、②の実を数粒拾うためにほんの少しかがんだことです。わからないのは、直後に症状が出るわけではないため。

 

こうなるともう、どう動くのも「アヒー」と言うくらい痛い。スリッパがはけない、お風呂の段差が超えられない、冷蔵庫の下の段が開けられない、まったくもって情けない肢体不自由ぶりです。そろりそろりと動くほどあとの痛みは劇烈なのだから、我ながら笑えてきてしまいます。

 

そんな状態なので、痛みが出てもすぐには病院へ行けません。3~4日分のちょっときつめの飲み薬とコルセットと湿布薬。これを常備しておき、痛みが多少マシになってからお医者様に伺います。笑って「あー、またかー」と言われます。

 

悶絶の日々を乗り越えて、今は普通に過ごせるようになりました。やっかいな病気になったものです。それだけトシを重ねてきたのだからしょうがないよ。用心用心。

 

 

 

「ひよちゃん、心配かけたね」

① 熟す前のぶどうの実
② ヤマモモの実です。近所にたくさん

2015/7/27 我が家のポトスに異変あり!

私は、どちらかと言うと植物の世話など得意な方ではありません。毎日のようにガーデニングだの鉢物の植え替えだのされている方を見ると、私には到底ムーリーと思ってしまいます。

 

ところが、何かの折りに職場のみんなで花束を分けて持ち帰ったときなど、なぜか私の家だけ花が長持ちしていたりして、「緑のゆびの持ち主」と言われることがあります。ただ毎日水を換えているだけなのに、言われた自分も不思議です。

 

さて、そんな面倒見のよくない私の家で、ポトスが延々20年以上育ち続けています。

 

最初の頃こそ栄養剤なども与えていたのですが、最近は本当に水やりだけ。時にはキノコが生えること(!)もありますが、ほとんどサプライズもなく、そこに居るのが当然かのようにひっそりと部屋の片隅を占めています。

 

夏になればたたみ2畳分くらいに繁殖し、冬になれば生長を止め、春の終わりごろに散髪をし・・・、の繰り返しです。ひよちゃんには毒になる植物なので、ちょっとこじんまりと整えます。

 

さあて、今年の新芽も勢いづいてきたし、そろそろ散髪をしようかなと思っていた矢先、なんだか芽先がヘンな感じです。先が折れたわけでもないのに、葉がつかないのに気がつきました。

 

少し様子を見ていると、枝が伸びるにしたがって、葉軸はあるのにハート型の葉が育たない部分が何葉分かあって、その後はまた何事もなかったかのように伸びています。

 

不思議なのは、そんな症状がいくつもの鉢で同時に起こっていること。同じ部屋の対角線上の別の鉢でも起こっています。多いものでは4葉分もが軸だけの葉っぱ。時々、掃除機に吸いこまれたりしてエライことになってはりますが、今回はそんな事故はなかったはずです。

 

なにかの薬剤のせいかしらと気味悪く思いながら、ちょっと見栄えが悪いので、散髪せざるをえません。

 

 

 

「ひよちゃん、ポトスさんに何かいじわるした?」

 

「ひっどーい! アタシ、なんにもしてないもん!」

3葉分育っていません
この先はまたちゃんとした葉っぱ
でも、美味しそう・・・と狙っている!

2015/7/23 ひよちゃん小噺 ①

爪切りのため、ひよちゃんを動物病院に連れて行った帰り、横着をしたいおかあさんは、某ファストフードのドライブスルーへ向かいます。

 

注文を済ませて商品引き渡し口に車をまわすと、お店の女の子がお会計途中で、助手席にいたひよちゃんに気付きました。

 

「あ、トリ、トリがいる! わ、かわいー!見て見て!」

 

あっという間にわさわさと女の子たちが集まります。

 

注目を浴びていると気づくと、さっきまで病院で全身全霊力の限り大騒ぎしたのもすっかり忘れて、ひよちゃんはビビリつつも得意満面です。

 

「わー、かわいい、ほっぺ、赤いー!」

「あ、こっち見てる、ほらほら」

「うあー、私もほしいー」

 

皆さん、口々に「かわいー」を連発する中で、ぼそっとひと言聞こえます。

 

「え? モヒカン・・・?」

 

ガァーーーーーン! \(((@_@;)))//~~~

 

私、このブログでは顔文字は使わないことにしていたんですが、今日だけ解禁です。しかも特大のを。

 

ちぃーがぁーうーーー!!!

頭の羽は私が切ったんじゃないし、ほっぺのオレンジも、私が描いたんじゃなーいー!!

 

そう言いたいのを喉元で抑えていると、更なる強打のつぶやきが・・・。

 

「え? アホ毛・・・?」

 

「・・・・・・・・・」

 

もう知らん。

喜んでないで、怒れ、ひよちゃん!
証明写真。赤ちゃんのころからこうだったんだじょ!

2015/7/22 西国三十三所参り

恒例の西国三十三所参りに行ってきました。

 

この日は、第30番(宝厳寺)と第31番(長命寺)です。私は第32番と第33番に先にお参りしているので、今日が満願となります。

 

 

 

宝厳寺は琵琶湖の竹生島にあるのですが、まだまだ遠い台風の風の影響で、船が出ないかもしれないとのアナウンスがバスの車内であります。場合によってはお参りの順序を変更するとも。

 

朝には「炎天下だけど風があるから暑さもマシよねー」と他の参加者さんと慰め合っていたのですが、まさかそんな影響があるなんて。

 

果たして。神は味方しました。いや違う、観音様は味方しました。なんとか竹生島に渡って、帰ってくる頃合いの時間まで風はもちそうです。正午前に長浜港を出港しました。

 

島内にて無事お参りしましたが、風が強かったり工事中だったりで、マシな写真がありません。小さな素焼きの瓦に願いごとを書いて投げる願掛けもやったのですが、狙いの鳥居の中にうまく入らなかったのも「すべて風のせいね~」。

 

 

 

次の長命寺は、三十三所の中でも難所のひとつです。お寺に辿り着くまでに808段の階段がそびえています。足腰に自信のない方、自信はあっても暑さにへばりそうな方は、タクシーに分乗して上ります。

 

迷いましたが、階段を上ることにしました。なんとなく、最後のお参りは自分の足でしたくて。殆どの方がタクシーを選ぶ中、数人で階段を上り始めました。門前の土産物屋さんのマスコット犬がつぶらな瞳で見送ってくれます。

 

結果、添乗員さんも褒めてくださるくらい、全員無事に上りきりました。汗だくーー!! お参りを済ませ、ご朱印帳に満願の証印もいただいて、私のひとつの旅が終わります。

 

 

 

この日はもうひとつ素敵な出来事がありました。バスでお隣同士になった方に、お孫さんが「今日生まれそう」と。道中、娘さんからメールがあったそうです。

 

長命寺という名前がとても縁起がよく、その方は、無事出産とお孫さんのこれからの人生の多幸を願い、お土産物を選んでいらっしゃいました。そんな瞬間に居合わせた私まで嬉しく思い、一緒にお祈りしました。

 

 

 

去年の1月に始めた西国三十三所参り。途中お休みしたりいろいろあったけど、たくさんの方に巡りあい、人の縁に助けられながら、無事済ませることが出来たと感謝しています。今はほんの少しの疲労感と達成感でいっぱいです。あとは涼しくなったらお礼参りを。

 

この後、自分を許して、パスタだけでなくピザまでいただいたことはナイショです。

長浜港から30分ほどで到着
とってもお利口さんです
階段を上りきった先に見えるものー!

2015/7/21 漢方薬、飲んでます

私は花粉症ではないのですが、今年の冬春は、鼻炎に苦しみました。

 

お医者様の見立てでは・・・。

 

敵は、大陸から飛んでくる黄砂です。これに、中国上空の微細粒子や細菌などが付着して、近年の黄砂はかなり人体に害を及ぼすとのことでした。

 

杉花粉などと違い、黄砂は、昼夜問わず、お天気にも関係なく降り注いできます。対処法は「マスクしなさい」だけです。

 

私が伺ったのは耳鼻科の先生だったのですが、中医学や漢方薬にもお詳しく、本人の希望も聞いて、漢方薬を処方してくださいます。たくさんの問診項目をご覧になって、体を温めることが必要とのことでした。

 

それまで漢方薬、飲んだことがありません。「ダメなら替えてもらおう」くらいのつもりで、お薬をいただきました。

 

さて、帰宅して。3袋に調剤されたそのお薬は、はっきり言って、とても飲めたものではありません。苦いわ、飲み込めないわ、口中のそこらじゅうに残るわ、いつまでもザラザラするわ、とにかく量が多いわ・・・。

 

飲むたびに「おえっ」(すみません)と目を白黒させながら耐え、次の診察日にその惨状を訴えます。

 

先生も看護師さんも薬剤師さんも笑って、

 

「お湯に溶かして飲むといいよ」

「私なんか、水もなしにザザザーッと」

「子供さんは、水あめや蜂蜜に混ぜて飲んでるわよ」。

 

子供さんまで引き合いに出されては、これ以上弱音を吐くわけにはいきません。もう少し、我慢して飲んでみます。

 

暫くすると。

 

まだ寒い時期だったのですが、ウォーキングの時に、体が温まるのが少し早くなったような気がします。手足、特に指先の冷えが緩和されたように感じます。そして、お通じが幾ばくか改善されたみたいです。

 

こうなると、俄然、続けて飲んでみようと頑張ります。

 

対症療法の西洋薬と違って、ちょっとくらい飲み忘れる日があっても大丈夫なところが、私の生活に合っているようです。

 

季節は変わって初夏に差し掛かる頃、薬剤師さんから言われます。

 

「これから夏になると、人によっては体が温まりすぎて暑く感じることもあるから、お医者様と相談してお薬の種類を変えてもらうといいよ」

 

体の芯から極冷え症の私は、「しめしめ、いったいどれだけ暑くなるんだろう」と小躍りして飲み続けていました。

 

そして最近。梅雨もようやく明け、熱中症の話題が毎日のように聞かれる季節を迎えると。

 

お薬を飲んだ直後、ぱあっと体の表面が暑く全身がほんのり汗ばんでくるようになり、これはさすがによろしくありません。

 

夏の間だけお休みするか、次の診察でお薬を変えてもらうことにしましょう。ファイト! オー!

赤い線、青い線の小袋は、それぞれ2種混合薬です

2015/7/19 考える鳥(ひと)

ひよちゃん。

 

おかあさんのマグカップの上で、うんちんぐスタイルで考えごとするのはやめてね。

鳥(われ)思う、故に鳥(われ)あり・・・

2015/7/17 ウォーキングの途中でパチリ ②

いつも、夕方日が落ちた頃にウォーキングに出掛けます。

 

日焼け防止のためと、いい加減な格好でも目立たないことが理由です。地元でも同業の方がいらっしゃるので、気が緩みすぎると情けない思いをすることになります。要注意です。

 

さて、先日も、そんなこんなで夕刻に家を出ますと。

 

近くの歩道の縁石を黒い物体がもぞもぞしています。色合いは似てますが、形状と動きの鈍さにおいて、ゴ○○リとは違うようです。

 

おそるおそる近づいてみると、アブラゼミの幼虫でした。今夜の羽化の場所を探しているようです。

 

けれど、歩道の縁石ブロックを歩いている限り、それ以上高いところへは行けません。歩道のこちら側は石壁。車道を渡れば高い木もあるのですが、夕方の車通りの多い時間帯、無事渡り切ることは至難です。そもそも、そちら側へ渡ろうという発想に至らないでしょう。

 

それでなくても、子どもたちに踏まれてしまいそうな場所です。野鳥や、自分より小さな蟻にやられてしまうこともしばしばです。

 

一心不乱に縁石を歩いています。

 

私は、1匹のセミさんの延命を祈って、最初は木の枝で、後には手のひらですくって、高木の幹にとまらせてみました。

 

セミの幼虫に状況の劇的な変化が伝わったかどうかわかりませんが、先ほどまでと同じ速度で、今度は一心に上を目指して登り始めます。

 

あとは、彼(?)の頑張りと、自然の掟が決めることです。何年も地中で我慢したのだから、頑張れ! そう祈り、その場を後にしました。

 

 

 

セミさん、無事羽化しても、お礼に我が家のベランダへ鳴きに来なくていいからね。

最初の木。ちょっと登りにくそう
明日の朝には、立派なセミに!
別の桜の木で。既にお脱ぎになった衣装です
地上10㎝! こんな頼りない草葉でも完脱

2015/7/2 ひよちゃんの大好物 <ハコベ編>

ある冬の日、私が朝ごはんの支度をしていると・・・。

 

おかあさんが摘んできた1週間分のハコベを見つけて、ひよちゃんは朝から大ハッスルです。

 

もうほとんど4コマ漫画の世界です。

おかあさん、こんなところに隠してた!
思わずフヒョヒョヒョと声が出ます
あ、こんなところにも♪ ありゃ!
え? これ今日の分だったの? やば・・・

2015/6/30 京都嵐山オルゴール博物館

小雨降る日に、嵐山を訪ねました。平日でしたが、外国からのお客様がたくさん。ツアーではなく少人数で、思い思いにそぞろ歩いています。

 

向かったのは、京都嵐山オルゴール博物館。アンティークのオルゴールや蓄音機、オートマタ(西洋のからくり人形)が展示されています。

 

この日の目的は「シンギングバード展」です(この企画は終了しました)。

 

鳥かごの中に本物そっくりの小鳥が入っていて、ゼンマイ仕掛けでかわいらしい声で鳴きながら動きます。3羽入っているものだと、それぞれの小鳥が違ったトーンで鳴いています。

 

博物館内では写真は撮れなかったのですが、似たものはこちらからご覧いただけます。こちらは現代のものですね。ぜひ動画を見てください。

 

一家に一台あると、とても優雅な気分で暮らせそうです。

 

ひと通り見学したあと、博物館の方から七夕の笹飾り用の短冊を渡されました。そんなオトメなこと、ここ何十年やったことがありません。絞り出すように、お願いごとを書きました。

 

「小鳥さんと仲良く暮らせますように」

新緑と噴水が涼やかです
正面のモティーフは、「シンギング・トゥ・ザ・ムーン」。館内に展示されています。

2015/6/28 わ、わわわ! なんだ、こりあ!?

この記事をパソコンで見ていただいていると、文面よりも先に、写真が目に入ることでしょう。モバイルでは、下の方に写真があります。

 

黄色い、家の中ではあまり見たくない物体がニョッキリです。

 

何日か前からヤな予感がしていたのですが、とうとうこの形状に至ってしまいました。

 

この春ホームセンターで土を購入し、ポトスの植え替えをしたのですが、その土に菌が混じっていたようです。調べてみると、わりとよくあることのようです。

 

名前は、わかりません。

 

これ以上、ここにいてほしくもありません。

 

カサが開いて、胞子でもまき散らされたら大変です。部屋のそこここでニョッキリなんて、考えただけでも背中がオゾオゾします。

 

本当は触れるのも嫌なくらいなのですが、勇気を振り絞って、ティッシュにくるんでポイさせていただきました。思いのほか、手ごたえはふつうのキノコでした。ふにゃふにゃのとろんでなくてよかった・・・。

 

 

 

 

「・・・食えるのか?」

 

「食いません!」

土の表面にも、まだまだ小さいのがっ!!!

2015/6/27 西国三十三所巡り

先日、バスツアーで西国三十三所巡りに参加してきました。

 

今回は、28番(成相寺)と29番(松尾寺)、どちらも京都府北部です。

 

考えてみたら私、丹後半島も天橋立も初めてでした。

 

成相寺にお参りしたあと、ご一緒した方に誘われて近くの展望台へ。ちょうど逆光の方角だったので不安だったのですが、後で確認するときれいに写っていました。これまで旅行ガイドなどで見ていたのとおんなじ! ちょっと感激です。

 

午後は舞鶴市の松尾寺へ。

 

境内の梅の木の青い実がすがすがしく、ついカメラに収めてしまいました。

 

最近のお寺はすごいですね。ホームページを拝見すると、境内をライブカメラで公開しています。ちょうど私が写真を撮った梅の木あたりです。こちらからごらんください。

 

いつもバスツアーはひとりで参加するのですが、お隣の席の方と楽しくお話しすることが多く、たいくつすることはありません。

 

仕事のことや家族のこと、時には韓国ドラマの話で盛り上がって、帰りの疲れている時間帯でも睡魔は来ず。今回も、とても楽しくトラブルもなく1日を終えられました。

 

とはいえ怠け心が働いて、晩ご飯は外食。パスタとひとくちビールで、いただきます!

天橋立を丹後半島側から
松尾寺。よいお天気です
まだ青いので目立たないけれど、梅の実がたくさん!
だからカロリーオーバーなんですね・・・

2015/6/26 ひよちゃんのこと

うちのひよちゃんは、とってもさびしがりです。

 

オカメインコを育ててらっしゃる方はご存知の方も多いと思いますが、人へのなつき方が大層で、いわゆる『呼び鳴き』には私もほとほと苦労したクチです。

 

十姉妹やセキセイインコ、文鳥などの鳥なら、手乗りに育ててはいても、カゴの中では「ひとりで遊んで楽しー!」ですが、オカメインコは、「飼い主さんと一緒でなきゃイヤー!」。

 

大音響で呼び立てまくるので、外出すらままならない時期もありました。

 

今では少し大人になったものの、不安に感じるのは同じのよう。

 

私がちょっとトイレに行く、玄関に行く、ベランダに出る、冷蔵庫を開ける・・・など、どれもお気に障るらしく、いちいち「ヒュッ」と咎めだて、「おかあさん、ちゃんとアタシに断ってから動いてよね!」と叱られます。

 

いつも、「ひよちゃん、おかあさんトイレ!」とお伺いをたてると、「ヒュッ」とご許可をいただきます。時には一瞥されるだけです。

 

ささいなことでビビリまくるのも、オカメインコの特徴。ちょっとの音や光が相当お嫌いな様子です。

 

何ごともないのに、バババッと逃げまくることも度々です。何かの気配を感じたスパイのよう。とりあえず高いところに退避してから、あたりを窺います。家の中に、殺し屋はいませんって。

 

中でも、電話の着信音と玄関のチャイムの音はいつまで経っても慣れないらしく、私が宅配物を受け取って戻ってくると、盛大に鳴きちらし飛び回り、瞳孔は開きほとんど涙目、羽はバサバサに乱れ、胸がゼイゼイいって上下動しています。

 

「大丈夫、大丈夫。おかあさん、どこへも行かへんから」となだめるものの、内心、可笑しいやら哀れやら。毎回、そんな騒ぎです。

 

まあ、「おかあさんがどこへ行っても、アタシへっちゃら~!」となったらなったで、私の方がさびしく思うかもしれません。

 

もうしばらく、甘えん坊でいてね。ひよちゃん!

ちょっと内股ぎみなのが飼い主似!

2015/6/24 雨宿り

当地は山に近いせいでしょうか、ウォーキングをしていると、普段の外出時より雨に遭うことが多いような気がします。

 

軽装だから濡れてもよいのですが、このまま進もうか、家に戻ろうか迷っている間に本降りになってしまい、近くの軒下をお借りすることがあります。

 

『雨宿り』って、なんだか古風。最近はあまり聞きませんね。今や、どこのコンビニでもビニール傘が売られている時代ですからね。

 

さだまさしさんの曲の歌詞のような出会いは、ありません。

 

 

 

この間も、そんな調子で雨宿りしていました。ぱらぱらと降り始めたものの黒い雲の塊はほんの少しで、青い空も見えているので、油断していました。

 

今は廃業したと思われるお店の日除けの下をお借りしていたのですが、雨粒は大きく、風も出て来て、ズザァァァーーーッみたいな土砂降りになってしまいました。

 

アスファルトの道路の上を雨水が溢れ、膝から下もびしょぬれに。小雨のうちに急いで帰れば間に合ったのに・・・。そんなもんです。途方に暮れます。

 

 

 

でも、この日は違いました。

 

諦めてスマホなんかをいじっていると、傘をさした女性の方が、何とビニール傘を差し出してくれたのです。聞けば、軒下をお借りしているお店のお隣りにお住まいの方。ご自分もウォーキングの帰りで、私を見掛けたとのことです。

 

梅雨の時期なんだから、雨の心配をするのは当たり前。自分の準備不足や予測の甘さが招いたことなので申し訳なく思いながら、ありがたく傘をお借りしました。

 

最近は歳のせいなのでしょうか、人様の厚意が身に沁みて嬉しく感じます。なんだか昔の道徳の教科書に載っていたような出来事だなあ、とか思いながら。

 

 

 

自分によいことが起こると、それを誰かにおすそわけしたくなりますよね。

 

もう少し、雨の様子を見ていたとき、男子学生さんが、同じ軒下に駆け込んできました。近くに大学があるので、ワンルームマンションもたくさんあるのです。勇気を持って声を掛けます。

 

「良かったら、一緒に入って行きませんか?」

 

アジアからの留学生らしいその方は、手を振ってきちんとした言葉で遠慮されました。

 

でもいいんです。勇気を持って声を掛けたこと自体が、自分にとってとても喜ばしいことに思えて。はい、私は単純です。

 

雨に降られたけど、今日はいい日だったなあ。明日、小さなお菓子を添えて、傘をお返ししにいこう。

2015/6/21 ウォーキングの途中でパチリ ①

いつものウォーキングコースの途上に、ひっそりと佇むカフェがあります。

 

広告もクーポン券も出さず、賑やかな周囲の飲食店とは一線を画す大人な営業方針のようです。まだ入ったことはありません。

 

このお店の前庭の一角が、すばらしいんです。

 

決して広いとは言えないお庭ですが、本当にたくさんの植物が植えられています。樹木中心ですが草(多年草)もあり、あまり手を掛けていない風情を演出されています。

 

花の色や数を競うように植え替えるのではなく、季節ごとに、ありのままの自然を見ることができ、心がなごみます。

 

さて、写真は、それらの植物のひとつ。見てのとおり葡萄です。やはり、好き放題伸びています。

 

蕾の時期から観察しています。だいぶ実が大きくなってきました。盛夏ごろに色づくのが楽しみなのですが・・・。

 

夏の暑い時期は、ウォーキングの距離を減らしたりお休みしたりで、まだきれいな葡萄色に熟したのを見たことがありません。

 

今年こそは、頑張って紫色に光る葡萄の実を見たいなあ。台風の被害に遭いませんように、小鳥さんに食べられませんように。

 

2015/6/20 フクロウカフェでランチ女子会

少し前になりますが、同業者女子4人で女子会をしました。

 

出掛けたのは、阪急箕面駅そばにあるフクロウカフェクルーさん。私は、1年半振りの再訪でした。

 

ここは、たくさんの種類のフクロウやミミズク、コノハズクさんがいて、大きなガラスウィンドウの向こうで悠然と構えていたり、数羽が店内に出されていて、なでたり写真を撮ったり出来るお店です。

 

美味しいランチやデザートもあり、普通のカフェとしても十分楽しめます。この日は4人とも、ガレットのランチセットをいただきました。お写真、撮り忘れました~。

 

ひとしきりフクロウと戯れ(?)、マスターとお話していると、なんと小さい2羽がこれから新しい家族の元へと旅立つのだとか。

 

当事者であるフクロウさん、ガラスショーウィンドウからいつもの「ふれあいスペース」へ移されたただけでも、小さいながらにいつもと違う何かを感じ取っているのか、とても落ち着かない様子です。

 

こうなると、見ている私たちも感情移入せずにはいられません。

 

「頑張れ」、「可愛がってもらってね」、「大丈夫。めくるめく楽しい日々が待っているよ」。

 

思えばうちのひよちゃんも、親元からペットショップへ、ペットショップから我が家へ、環境の変化に耐えてきたんだなあと思います。

 

暗い箱に入れられ、ガタガタと車で運ばれる、わが身に起きている理解できない恐怖を、この子は覚えているのかいないのか。人間でも動物でも、脳の「忘れる」・「薄れさせる」能力は素晴らしいものなのだと、昔習ったことを思い出しました。

 

『運命』とか『宿命』といった大げさな言葉はあまり好きではありません。でも、わが身に起こっている『試練』は、渦中にいるときは絶望的と思えても、過ぎ去ってしまえば、楽しい思い出でどんどん上書きされていくものなのだと、この歳ならわかります。

 

なんだか湿っぽくなってしまいましたね。

 

同業者女子4人、美味しいランチを食べ、喋り、フクロウさんたちと戯れ、また明日からも頑張ろうと活力を得たひと時でした。

これは以前にとった写真。眼がガラス玉のようにキレイ!

2015/6/14 ひよちゃん登場!

「やっぱ、最初はアタシでしょう!」ということで、看板鳥修業中のひよちゃんです。

 

オカメインコ(ルチノー)、2歳。

 

ちょろちょろとよく動くので、マシな写真がありません。それもこれもおかあさんのカメラの腕が悪いのだと、どこ吹く風のひよちゃんです。

 

好きなもの:キュウリ、エノコログサ、はこべ、ピーナッツ

 

好きなこと:毎日のお昼寝

 

嫌いなこと:爪切り、掃除機のゴウォウォウォーーーッ!

 

得意なこと:ことりのうた、ミッキーマウスマーチ、おかあさんが教えてくれたウグイス風のお歌

 

 

これからよろしくお願いします!

大好きなはこべとご機嫌朝ごはん

2015/6/13 なんでこんなところにブログが???

このホームページを作成し始めて、1ヶ月半が経ちました。

 

途中、申請取次研修の予習や個人情報保護士の試験勉強などもあって、半分以上は手つかずの日々でした。

 

本当はもっとたくさんの情報を書きたい、きちんとフレームワークを作り込みたいと思っているのですが、技術力の無さと手の遅さの関係でなかなか思うようには進みません。

 

「こんな状態でホームページもブログもフェイスブックもなんて無理っっっ!!」

 

と悟った私は、このホームページ内にひっそりとブログを書くことにいたしました。

 

●ランキングなし

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●更新のお知らせもなし

 

タイトルどおり、ときどき更新のブログです。読んでくださる皆さまも、ときどき訪ねてきてくださいね。

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